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難燃剤
特性
難燃剤を付与することで可燃性プラスチックの着火性・燃焼性を低下させます。無機系として三酸化アンチモンなどのアンチモン系化合物、水酸化アルミニウムなど水酸化化合物などがあります。有機系としては、トリフェニルホスフェートなどリン酸系、テトラブロモビスフェノールAなど臭素系化合物などがあります。
用途
電線、電気機器、OA機器など
酸化防止剤
特性
熱酸化劣化の主要因であるペルオキシラジカルおよびヒドロペルオキシドを捕捉、分解し樹脂の品質低下を抑制します。光安定剤との併用で光劣化防止にも効果を示します。チオジプロピオン酸エステル、チオグリコール酸類など有機硫黄化合物が用いられます。
用途
プラスチックスの酸化防止剤
紫外線吸収剤
特性
光エネルギーを無害な熱エネルギーに変換する紫外線吸収剤(UVA)と光酸化で生成するラジカルを捕捉するヒンダードアミン系光安定剤 (HALS)があります。太陽光や照明に含まれる紫外線はプラスチックに当ると光化学反応を起こします。その結果プラスチックが本来持っている物性に大きな影響を与え、色の変化、強度の低下などの劣化状態が生じます。紫外線吸収剤は紫外線の存在する環境でプラスチックの性能低下を防ぐため加えられる添加剤のひとつです。
用途
屋外で使用されるプラスチック材料
有機溶剤
特性
化学製品を合成する時に溶媒として使用したり、製品濃度調整のために稀釈剤として使用します。有機溶剤(溶媒)は溶かす物質(溶質)によってエステル系、エーテル系、ケトン系、アルキル系、アルコール系など使い分けます。

用途
化学合成の溶媒、塗料、インク、接着剤、溶剤、稀釈剤
生分解性プラスチック
特性
生分解とは、微生物の作用によってもとの化合物をほかの物質に分解することです。生分解性プラスチックは従来のプラスチックと同様の機能を維持しつつ、使用後は自然界の微生物などによって生分解され、最終的には水と二酸化炭素に完全に分解されます。微生物産生系のPHAやバクテリアセルロース、天然物由来のセルロース誘導体やデンプン(トウモロコシやジャガイモ由来)やキトサンなどがあります。化学合成由来のポリ乳酸(PLA)、コハク酸またはアジピン酸と1,4-ブタンジオール由来のPBS/PBSA/PBAT、ε-カプロラクトン由来のPCL、ポリ酢酸ビニル由来のPVA、ポリグリコール酸(PGA)、変性ポリエチレンテレフタレートなどがあります。
用途
マルチフィルム/釣り糸/漁網/断熱材/食品トレイ/紙おむつ/文具/医薬品/化学品の被覆材/各種ゴミ袋/買い物袋など
バイオマスプラスチック
特性
再生可能資源であるバイオマスを原料に化学的または生物学的に合成することで得られるプラスチックです。化石資源からの転換により、CO2の排出削減と原料枯渇の危険をはらむ化石資源からの脱却が可能な材料です。
用途
OA機器/自動車/電気、電子機器/衣料品/非食品容器など
鉱物系脱プラスチック素材
特性
石灰岩由来の炭酸カルシウムなどを高充填することによりプラスチックの使用量を削減します。無機物を高充填することにより防水性、防カビ性に優れます。
用途
包装容器、マスクケース、書類ファイル、生活用品、ハニカムボード(産業資材)など
リサイクル材料
特性
各種汎用樹脂、エンジニアリングプラスチックをリサイクル循環に乗せた商品です。循環型社会実現のひとつとして各業界においてもリサイクル原料の積極的な採用の動きがあります。
用途
OA機器/自動車/雑貨類/非食品容器/他
シリコーン
特性
ケイ素と酸素からなるシロキサン結合(≡Si-O-Si≡)を骨格とし、そのケイ素(Si)にメチル基(-CH3)を主体とする有機基が結合したポリマーの総称で、無機と有機の特性をあわせ持った高機能ポリマ-化合物です。形状はオイル、エマルジョン、レジン、ゴムおよびパウダーなど多様で用途も多岐にわたります。耐熱・耐寒性や耐候性及び電気絶縁性、また化学的安定性に優れ、撥水性および消泡性や離型性などの特性を利用して様々な業界で使用されています。
用途
建設   :建築用シーリング材
電子/電機:放熱、絶縁、電気・電子部品用接着
一般産業用:型取り用ゴム、プラスチック添加剤(潤滑、離型、アンチブロッキング)、樹脂改質、プラスチック成型用離型剤、消泡剤(製造工程用)
輸送機械 :ブーツ、コネクターシール(コネクター)、オイルパン・耐熱ホース、断熱フォームシート、潤滑グリース、接着、ダンパー油など
その他  :炊飯器・ポット等の0-リング、パッキン、食品包装・容器プラスチック用離型剤、添加剤、食品消泡剤(豆腐、醤油、ジュースなど)、廃水処理用消泡剤、ヘルスケア商品など
フィルム
特性
ポリエチレン、ポリプロピレンなど包装フィルム、ラミネート用素材、食品用フィルム、製品表面を守る保護フィルム、シリコンゴムフィルムはパッキン材料、緩衝材に使用されます。また多層フィルムは酸素などのガス遮断性や強靭性を求める包装材、フィルムなどに使用されます。

用途
食品包装材、防犯フィルム、熱戦反射フィルム、調光フィルムなど
包装材料
特性
フレコン、プラスチックドラム、ファイバードラム、各種ポリエチレン袋、樹脂パレット、シュリンクフィルム、ストレッチフィルムなど各種用意しております。
用途
梱包に用いるあらゆる資材
ケミカルフィルター
特性
空気中に存在するごく僅かな塩基性ガス(アンモニア、アミンなど)・酸性ガス(SO2、NO2など)・凝縮性有機物質(トルエン、PGMEA、NMPなど)HMDSO、有機シロキサンなど)といった分子状汚染物質(Airborne Molecular Contamination / AMC)からウイルス、浮遊微粒子まで効果的に除去します。除去したい汚染物質により、フィルターの種類を選ぶことができます。

用途
商業施設、ビル管理、美術館、病院、食品工業、医薬工業、半導体製造や各種開発実験室/評価試験室
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