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添加剤

着色剤
特性
主に「マスターバッチ」「着色ペレット・着色コンパウンド」「ドライカラー」「ペーストカラー・リキッドマスターバッチ」などがあります。これらとナチュラルペレット(※色材を混ぜる前の粒子状の形をしたプラスチック)を混ぜ合わせて成形することでプラスチック製品がつくられます。
用途
プラスチック着色・機能性向上
充填剤
特性
プラスチックや樹脂は、中に充填剤(フィラー)と呼ばれるミクロサイズやナノサイズの物質を混ぜ合わせることで強度や耐熱性、各種耐性を高め、新しい機能を持たせ、コストを下げるといったことが可能になります。安価なフィラーを充填することで、高価なプラスチックの「かさ」が上がり、より多く使うことができるようになります。主にフィラーの種類・大きさ・形状によって決まりますが、1種類のフィラーでも複数の性質を得られるものもあります。
用途
強化プラスチック、耐熱性プラスチックなど
炭素繊維
特性
軽くて優れた機械的な性質(高比強度、高比弾性率など)と炭素質からくる優れた特性(導電性、耐熱性、低熱膨張率、化学安定性、自己潤滑性及び高熱伝導性など)をあわせ持つため、いろいろな用途に幅広く使われています。
用途
ゴルフシャフト、テニスラケット、釣竿、航空、自動車・バイクなど
滑剤
特性
プラスチックと成形加工機の摩擦およびプラスチック粒子間の摩擦を低減させます。プラスチックの流動性や離形性を改善し、加工効率向上や成形品の外観改善に効果的です。炭化水素系、高級アルコール系、脂肪酸系、アミド系、金属石鹸系、エステル系などの化合物があります。
用途
プラスチック成型加工性の向上
難燃剤
特性
難燃剤を付与することで可燃性プラスチックの着火性・燃焼性を低下させます。無機系として三酸化アンチモンなどのアンチモン系化合物、水酸化アルミニウムなど水酸化化合物などがあります。有機系としては、トリフェニルホスフェートなどリン酸系、テトラブロモビスフェノールAなど臭素系化合物などがあります。
用途
電線、電気機器、OA機器など
酸化防止剤
特性
熱酸化劣化の主要因であるペルオキシラジカルおよびヒドロペルオキシドを捕捉、分解し樹脂の品質低下を抑制します。光安定剤との併用で光劣化防止にも効果を示します。チオジプロピオン酸エステル、チオグリコール酸類など有機硫黄化合物が用いられます。
用途
プラスチックスの酸化防止剤
紫外線吸収剤
特性
光エネルギーを無害な熱エネルギーに変換する紫外線吸収剤(UVA)と光酸化で生成するラジカルを捕捉するヒンダードアミン系光安定剤 (HALS)があります。太陽光や照明に含まれる紫外線はプラスチックに当ると光化学反応を起こします。その結果プラスチックが本来持っている物性に大きな影響を与え、色の変化、強度の低下などの劣化状態が生じます。紫外線吸収剤は紫外線の存在する環境でプラスチックの性能低下を防ぐため加えられる添加剤のひとつです。
用途
屋外で使用されるプラスチック材料
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