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可塑剤

フタル酸系
特性
無水フタル酸とアルコールのエステル化合物です。可塑剤を硬い樹脂、ゴム類に添加し軟化します。可塑剤と樹脂の親和性が重要であり、親和性が悪いと分離しやすく軟化しにくくなります。フタール酸系エステルとしてはDOP(フタル酸ジオクチル)、DINP(フタル酸ジイソノリル)、DIDP(フタル酸ジイソデシル)、DBP(フタル酸ジブチル)などがあります。広範囲の軟質ポリ塩化ビニル製品及びゴム製品に使用されます。
用途
軟質ポリ塩化ビニル製品及びゴム製品、電線被覆材、ビニールフィルム、ホース、玩具
トリメリット酸系
特性
トリメリット酸とアルコールのエステル化合物です。耐熱・耐候性に優れた低揮発性の可塑剤です。
用途
耐熱電線被覆、自動車用合成皮革など
ポリエステル系
特性
カルボン酸とグリコールからなる低分子ポリエステルの可塑剤です。低揮発性・耐油性に優れています。
用途
機器内配線用被覆、ガスケットなど
その他可塑剤
特性
アジピン酸系可塑剤はアジピン酸とアルコールのエステル化物です。DOA(アジピン酸ジオクチル)、DINA(アジピン酸ジイソノリル)などがあります。
用途
食品用ラップフィルムなど
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