内外化学製品株式会社製の水処理薬剤の取扱いを始めました。
開放型冷却塔は、循環水を外気と接触させ、一部を蒸発(気化)させることにより、冷却能力を得ています。
循環水の一部が蒸発することにより、循環水中の硬度成分(カルシウム、マグネシウム)やシリカ化合物の
濃度が高くなり配管内でスケールとして析出することがあります。このようなスケールが析出すると循環水と
冷凍機の間にスケール(無機物化合物)が形成され熱交換率が低下します。スケールがさらに蓄積すると配管
の閉塞などいろいろな問題が発生します。
第2の問題として、冷却塔で循環水は外気(大気)と接触しますので、外気中のSOx、NOxなどの酸性物が循環水に溶け込み、循環水を酸性にします。そのため配管が腐食される原因となります。また、外気中には細菌、微生物、藻類などが浮遊しているため、循環水に取り込まれ、冷却塔で増殖することでスライムとなり、熱交換率の低下や配管の閉塞の原因となります。さらに、菌種にはレジオネラ菌など肺炎を起こす人体に有害な菌も含まれます。このように装置の効率低下、故障、人体への悪影響などさまざまな問題を発生させないためにも適切な処理薬剤をお薦めいたします。 |